薬の豆知識
薬の種類
医療用医薬品 医師が処方する薬。医師が診察し、患者さんの症状、年齢、体質に合わせて、薬の種類や量が決められます。
一般用医薬品 軽い病気の症状の軽減や緩和と予防などを目的とした薬。どなたでも使用できるように薬の種類や量が制限されています。使用しても症状が続くようであれば必ず医師に診察してもらってください。
薬の使い方など
内服薬
口から飲む薬
錠剤・その他の錠剤(舌下錠・チュアブル錠・トローチ錠)・カプセル剤・散剤・顆粒剤・液剤・シロップ剤・その他の液剤(ドライシロップ・発泡錠)
外用薬 体の外側に使う薬
軟膏・クリーム・点眼薬・点鼻薬・坐剤・膣剤・貼付剤・注射剤
薬の服用時間
薬には服用する時間が決められています。薬は時間を守って服用することが大切です。
●食前とは…食事をとる30分〜60分前
●食直前とは…食事をとる直前
●食間とは…食事と食事の間、食事の2時間後
●食後とは…食事の後30分以内
●食直後とは…食事の後、すぐに
●就寝前とは…寝る30分〜60分くらい前
●時間ごととは…食事に関係なく、例えば、6時間ごと、8時間ごとなどの指示どおりに
●頓服とは…必要に応じて、但し何回も服用してはいけません。
うっかり薬を飲み忘れたら!?
不規則な薬の服用は、とても危険です。 薬の飲み忘れに気付いたら、自分で判断せず、医師や薬剤師に必ず相談して指示をもらうようにしましょう。食事の時間が不規則な方は、事前に医師や薬剤師に相談しましょう。
薬を飲んだかどうか忘れてしまったら!?
それぞれの薬により対処が違います。自己判断はしないで、医師や薬剤師に相談して指示をもらってください。カレンダーなどにチェックマークをつけるとか忘れない工夫策をしましょう。
間違えて必要以上に飲んでしまったら!?
薬によっては効き目の強いものや効き目がすぐに現れる吸収のはやいものはとても危険です。しかし、それほど心配のない薬もあります。病気の種類や状況によって違いますので、必ず医師に連絡をしてください。
薬を飲むのに最適な飲み方は!?
コップ1杯の水、または、ぬるま湯でお飲みください。薬と薬の飲み合わせがあるように薬と飲み物にも飲み合わせがあります。飲み合わせの悪いもの(牛乳、お茶、コーヒー、ジュース、アルコールなど)は避けてください。
医師や薬剤師から保管のしかたについての指示がないものは、常温での保管で大丈夫ですが、高温、多湿、直射日光は、さけるようにしましょう。
一般に、冷蔵保存とされるものは、「4℃」、冷所保存は「15℃以下」、室温保存は(1〜30℃)とされています。
医療用医薬品は、必要な期間分のお薬をお渡しすることとなっていますが、症状の改善などで薬があまってしまう場合があります。以前にもらった薬が、現在の症状にあわない場合もありますし、同じ症状でも原因が違う場合があるので注意してください。絶対、自分の薬を他の人に服用させてはいけません。